ピルと抗生物質の飲み合わせは注意が必要!

落ち込む女性

ピルは少なくとも避妊を想定している限り、継続して服用することになります。日常生活を送る中では疲労蓄積や風邪にかかるなどの体調不良に直面することも大いにありえます。とりわけ冬期などではどれほど注意していても飛沫感染の結果、風邪などにかかるリスクが高くなるのです。こういった感染症に罹患した局面では、色々な種類の病気や症状に応じた薬を服用することになることも。ピルを服用するときに注意するべき飲み合わせが存在します。飲み合わせは、作用や効能が異なる薬の投与を受けると身体に悪影響が生じる危険性の高くNGとされる組み合わせのことです。低容量ピルなどを服用するときに、注意を払うべき典型的な飲み合わせのひとつに、各種の抗生物質があります。どうして同時に服用すると、悪影響がありNGとされているのか、飲み合わせのメカニズムを検討してみましょう。

抗生物質は細菌や真菌の増殖を抑制したり、殺菌的に作用する作用をもった薬のことです。具体的には細菌の細胞壁の合成に必要な酵素の活性をコントロールしたり、細菌や真菌の成長や増殖に必要なたんぱく質の合成を阻害する作用などの有しているのが特徴です。抗生物質にはそれぞれ効果を期待できる対象(抗菌スペクトラム)には違いがあります。抗菌スペクトラムは非常に幅広い種類もあれば、比較的限定されている種類もあります。どの種類の抗生物質の投与を受けるにしても、注意を払うべきなのは、腸内細菌への影響です。この点は低容量ピルを使用するにあたって、特に注意するべきファクターです。その理由は抗生物質には腸内環境に悪影響を与えて、栄養分の吸収効率を下げることで血液中の女性ホルモン濃度を維持できないリスクがあるからです。

腸内には人間にとっての影響の面に着目し、善玉細菌と悪玉細菌そして日和見菌に分類することができます。善玉細菌が優位に立つことで、腸の蠕動運動が盛んになり消化機能も良好に維持されています。もっとも人間にとっての有用性に違いがあっても、細菌類であることに変わりはありません。抗生物質は病原性のある微生物だけでなく、善玉細菌についても殺菌効果を発揮するので、あおりをうけて腸の吸収機能も下げるので、女性ホルモンを十分吸収出来ない場合があるのです。
こういった理由があるので、何らかの感染症治療目的で、病院やクリニックなどで抗生物質の投与を提案された場合には、ピルを使用している事実を主治医に伝えることが必要です。病院の主治医にピルを服用している旨を伝えることで整腸剤の処方を受けるなどの、腸内環境を悪化させないためのケアなどの提供を受けることが出来る場合もあります。

また栄養分の吸収が落ちる要因には、下痢などの症状があるときも要注意です。服用中に嘔吐してしまったりしたときは、再度服用することが必要になることも。ピル服用中は胃腸などの消化器官のコンディションにも注意する必要があります。